0502

雨が降っています。最近同じことを書いている気がする。日記を書く日が偶然雨なのかもしれないし、雨が降ると日記を書きたくなる性質なのかもしれない。

久しぶりにイヤホンで音楽を聴いた。連休が続いたことと最近iPodのバッテリーが切れがちだったからなのだけれど。

ゴールデンウィーク。連休はうまく使えませんでした。それが原因で悲しくなったりしていた。休日に本を読むことはあまりないんですけど本を読んだり、話したい人と一日中話したり、なんか書いてみるとそんなに悪くないと思えてきました。

読んでいた本は森博嗣の「魔剣天翔 Kockpit on Knife Edge」。タイトルだけだと推理小説っぽくないですね。Vシリーズの5作目。

 

自分に優しく微笑んだとしても、それで、単純に好意を寄せていると決めつけることはできない。別の目的(原因)で彼女は微笑んだのかもしれないし、それとも、目的もなく微笑むような仕組みを(彼女が)持っているのかもしれない。さらには、そのとき一瞬だけの好意だった、という可能性もある。

 

「そうよ。好きな人が教えてくれることって、もの凄くしっかり頭に入ってしまうものなの。一度聞いただけで絶対に忘れないわ。だから、もし、しっかりと覚えたいことがあったら、人でも本でも、その相手を好きになることね」

 

「なんだい?」「別に」「何がそんなに楽しいんだ?」「楽しくなんかないよ」練無はますます微笑んだ。「僕ね、眠くなると、にこにこしちゃうんだよね」

 

「面子が揃った」鬚のない保呂草は、額の髪を搔き上げ、片目を一度瞑った。「麻雀ができるな」